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英訳本が欲しいという友人から連絡をいただき、待ち合わせ。
愛犬を連れてくるというので、アウトドアのテーブルで待つ。

久しぶりに、長い時間、人を待つ。
そんな光景すら、懐かしい。

一人娘を育てながら、仕事も懸命に頑張っている彼女が、
社団法人に賛助までしてくださって、頭が下がる思いでいっぱい。

勇気ある女性は、強くて優しい。

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I was contacted by a friend who wanted an English translation of my book, so I met her.
She said she would bring her dog with her, so I waited at an outdoor table.

It's been a long time since I waited for someone for a long time.
Even such a scene was nostalgic.

She's raising her only daughter and working hard at her job.
I was filled with a sense of thanking her for even supporting Seri's Gift Association in Japan.

Courageous women are strong and kind.

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コロナ禍を通して、直に会える友人は、かなり限定されていた。
ワクチン政策が進み、飲食店も少しずつ再開。

来週の誕生日を前に、友人がお祝いしてくれた。
一日一組限定、大堂シェフが提供する懐石料理の極み。

夏野菜。季節を感じさせる、目にも舌にも美味しい食材が勢揃い。
料理の質は当然ながら、提供される器の美しさにも圧倒される。

「大堂」の名に相応しく、御堂のような静寂のなか、会話も御馳走になる。
シェフの人柄、友人の温かい気遣い、素敵な時間をありがとう。

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Through the COVID-19 pandemic, the number of friends I could meet in person was quite limited.
The vaccine policy has progressed, and restaurants are slowly reopening.

Before my birthday next week, my friends celebrated with me.
Limited to one group per day, Chef Odo serves the best of Kaiseki cuisine.

Summer vegetables. An array of ingredients reminds us of the season and is delicious to both the eyes and the palate.
The quality of the food and the beauty of the plates served are overwhelming.

As the name "Odo, Grand Hall" implies, you will be treated to conversations in the silence of a grand hall.
Thanks to the chef's personality and my friend's warm consideration, I had a wonderful time.

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先付 染付(蓴菜、車海老、オクラ、ヤングコーン、土佐酢ジュレ、針生姜、穂紫蘇)
Appetizer(water shield, tiger prawn, okra, young corn, tosa vinegar jelly, ginger, inflorescence of shiso)

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お造り(サユリ、金目鯛、中トロ、山葵)
Sashimi Plate(halfbeak fish, golden eye snapper, medium fatty tuna, wasabi)

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お椀(鱧、インゲン、柚子、茗荷)
Soup - type Appetizer(hamo, green beans, yuzu, myoga)

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和物(蕗胡麻和え、毛蟹、すり胡麻)
Simmered Dish(boiled butterbur with sesame paste, hairy crab, ground sesame)

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揚げ物(喉黒の幽庵焼き、菊花大根、パプリカ甘酢漬け、マスターシード)
Deep - fried Dish(grilled rosy seabass, chrysanthemum and radish, sweet pickled paprika, mustard seed)

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炊合せ(宮崎和牛A5、ごぼう、ネギ、水菜、すき焼き)
Cooked Dish(miyazaki wagyu beef A5, burdock root, leek, pot herb mustard, sukiyaki)

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ご飯(穴子といくらと雲丹の釜飯、三つ葉)
Rice(rice cooked with conger eel, salmon roe and sea urchin, mitsuba)
赤出汁(揚げ、アオサ)
Red miso soup(fried bean curd and aosa)
糠漬け(大根、きゅうり、白菜、生姜)
Pickles(radish, cucumber, chinese cabbage and ginger)

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デザート(マスカット、黒糖ソフトクリーム)
Dessert(muscat, brown sugar soft ice cream)

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お菓子(マカロン、ほうじ茶)
Sweets(macaroon, hojicha)

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眼球を持たずに生まれてきた娘・千璃。

最初の本を出した当時は、少しでも多くの人に知っていただきたいからと、
依頼のあった取材には、一社ずつ丁寧にお答えしていったけれど、
興味本位の取材記事が掲載されると、親としては大きく疲弊した。

今は、違う。

日記だけでまとめた言葉足らずの文章を補ってくれる取材。
メッセージを拾い上げて一緒に伝えてくれようとする仲間。

真摯な姿勢でずっと見守ってくれている女性誌(6/17号・本日発売)に、
7ページの特集記事が掲載されています。

娘・千璃、18歳。
たくさんの愛で、生きています。

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My daughter, Seri, was born without eyes 18 years ago.

When I first published my first book, I wanted as many people as possible to know about our story.
I responded to each request for an interview one by one.
However, as a parent, I was incredibly exhausted when articles with a curious focus were published.

Now, it's different.

I got Interviews that make up for the lack of words in the sentences I put together only from my diary.
I have fellows who picked up my message and tried to convey it to me.

Here is a women's magazine watching over us with a sincere attitude (the June 17 issue, on sale today).
There is a 7-page feature article in the magazine.

My daughter, Seri, is 18 years old.
She lives with a lot of love.

9年前の記事
こんな記事もありました。

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【謝謝妳〜來到這世上 沒有眼鼻的寶貝為生命點亮前進方向】
“Thank you 〜 For being in this world, a baby without eyes and nose lights the way for life.”

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拙著「生まれてくれてありがとう」が台湾で出版された。

初版が発行された2017年11月から半年が経った頃に、
台湾のエージェントから最初のコンタクトがあった。

中国語版(繁体字)発行に寄せての「あとがき」を校了してから
2年以上が経過して、ようやく出版の準備が整ったとの連絡が来た。

海外出版は、本当にハードルが高い。

それでも、メッセージを一緒に伝えたいと申し出てくれる人がいる。
本当に、本当に、ありがたい。

中国語はまるでダメなので、翻訳チェックも人の手を借りないと出来ないけれど、
文末に「あとがき」を掲載しますので、是非読んでください。

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My book "Umaretekurete-Arigatou./ Thank You for being in this world" has been published in Taiwan.

Six months after the first edition I published in November 2017,
I received the first contact from an agent in Taiwan.

More than two years had passed since I completed the "Afterword" for the Chinese (traditional) edition, and the publisher finally informed me that the book was ready for publication.

The overseas publication has a high hurdle.

Still, some people are willing to share their messages with me.
I am grateful.

I don't speak Chinese very well, so I needed someone to translate it.
I'll post the "Afterword" at the end of this article, so please read it. (Japanese only)

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繁体中国語版 発行に寄せて

アメリカで初めての妊娠、出産を前にして、不安だった時期に、産婦人科医師に言われた言葉があった。
「ちょっと鼻が低いかな。でもアジア人だから仕方ないよ。あまり期待しないでくださいよ」
医師自身もアジア人だったのに、そういう言葉で片付けられたことが、とてもせつなかった。当時は、「アジア人だから仕方ない」と諦めなければいけないことが、たくさんあり過ぎたのかもしれない。
ニューヨークで生活していると、世界の中でのアジア人という位置付けについて、常に考えさせられる機会は多い。異国の地での子育ては、何かとハードルが高く、医療も教育も、すべてが初体験。真っ暗なトンネルの中を、手探りでずっと歩いてきた。教科書もお手本もないからこそ、少しでも軌跡を残すことが、後に続く人に光を灯すことができるかもしれないと希望を繋いできた。いつしか、日本人として、アジア人として、何ができるか、何をすべきか、そして何を伝えられるかを考えながら生活することが、私のなかでのルーティーンとなってきたように思う。娘と共に生きるだけで精一杯の日々から、娘が生まれた意味を受け入れながら、今はもっと広く、次の世代にタスキ繋ぎをする活動を始めている。

アメリカ、ニューヨークという舞台で、たくさんの障害を持って生まれた長女と歩いてきた日々。それはアジア人が世界に挑戦してきた記録でもある。このたび、日本語以外の言葉でそれをお伝えできる機会をいただいたことを、心より感謝しています。

重い障害を持って生まれた娘との日々を綴った「未完の贈り物」(二〇十二年)の続編でもある本著「生まれてくれてありがとう」(二〇十七年)を出版する際、これまで娘と私たちを支えてくださった方々へ感謝を伝える本にしたいと思った。私たちを理解してくださっている出版社、編集者、プロデューサー、アーティスト、そして大切な友人たち。チームとして一緒に作り上げたいという想いを、至るところに散りばめてみたいと思った。
 重たい障害、重たい内容の本ではあるけれど、少しでも手に取りやすいようにと、私の想いをビジュアルで表現してくださったのが、表紙と挿絵になった二人のアーティストの作品。日本画家、山田みどり氏は、崇高な魂の色、紫を中心に、娘が思い描いているであろうキラキラした世界観を、ロンダという独自の技法で描いてくださった。若者に大人気のアートディレクター三浦大地氏が、「子供たちに夢を与えたい」と、愛くるしい挿絵を描き下ろしてくださった。
 娘はこの世界を見ることができないけれど、こんなにたくさんの愛に囲まれていることを、きっと感じてくれている。世の中で本当に大切なものは、きっと目に見えないのかもしれない。
たくさんの愛が詰まったこの一冊を、少しでも多くのアジアの皆さんにお届けすることができたら幸せです。

 二〇十八年秋                     倉本美香





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精進料理「嘉日」と同じ場所の一階で、肉魚類も提供する「木陰」。
メニューには、鴨蕎麦や鯖寿司といった人気のアラカルト料理が並ぶ。

パンデミック中は、テイクアウトやデリバリーで生き長らえてきた店舗が、
ワクチン対策が進んで、ようやく通常営業に戻りつつある。

ステイホームで、我が家のメニューも少しバリエーションができたけれど、
天麩羅だけは、絶対にプロには敵わないと再認識した夜。

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The menu features popular a la carte dishes such as duck soba and mackerel sushi.

During the pandemic, they survived on take-out and delivery.
With the progress of vaccine countermeasures, they are finally returning to regular business.

Now that we're in a stay-home, I've been able to add some variety to our menu at home.
However, It reminded me that tempura is not as good as the professionals, which means we have to go to the restaurant when we want to have tempura.

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スイーツメニュー開発の試食会。
本当はもっとたくさんあるのだけど、まだ公開前。

この数日、プチデトックスをやっていたせいか、
すべてが甘く、すべてが美味しく感じてしまう。

ニューヨークでは、飲食店に関する制限がすべて無効になった。
すぐに元通りとはいかないけれど、少しずつ街が復興している。

スケジュール帳に予定を書き込むとか、当たり前のことが嬉しい。

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We had a tasting session for sweets menu development.
There's actually a lot more to it, but it's not ready to be released yet.

Maybe it's because I had been doing a petit detox for the past few days.
Everything was sweet, and everything tasted good.

In New York, all restrictions on restaurants have been revoked.
It's not going to be back to normal soon, but the city is slowly recovering.

I'm glad for the things that I take for granted, such as writing my schedule in my schedule book.
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米国では、ワクチン接種が着々と進んでいる。

高齢者向けの接種が始まってしばらくは予約が取りにくかったけれど、
今春以降、一気に対象年齢が引き下がり、
今月FDAが12歳〜15歳への接種を認可し、CDCが強く推奨。

9月以降の対面授業や職場において、ワクチン接種は必須項目となった。
米国では、成人の6割以上が、少なくとも1回の接種を完了している。

みんな、好き好んでワクチンを接種しているわけではない。

しかし、コロナの犠牲になった友人がいて、その恐怖を間近で見てきた私たちが立ち上がるには、
それ以外の解決策がない。
効果も副反応も未知の部分が多いけれど、医学的なエビデンスは揃っている。

ワクチン非接種で、仕事にも行けず、生活が枯渇するまで耐えるべきなのか。
学校生活は、勉学以上に、大切な人間関係を学ぶ場所であるべきではないのか。

家族を守るため、愛する人々を守るため、
現時点で私たちが取れる行動は、たったひとつしかない。

それが、自己犠牲を伴うものであっても。
それで、世界は前に進んでいく。

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In the U.S., COVID-19 vaccination has been steadily progressing.

After the vaccination for the elderly started last winter, it was hard to get an appointment.
However, since this spring, the age range for the vaccine has been lowered.
This month, the FDA approved the vaccination for 12-15-year-olds, and the CDC strongly recommends it.

Vaccination has become a mandatory requirement for face-to-face classes and workplaces after this September.
In the U.S., more than 60% of adults have completed at least one dose of the vaccine.

Not everyone likes to be vaccinated.

However, those of us who have friends who have fallen victim to COVID-19 and have seen the horror up close have no other solution to stand up but vaccination.
There are many unknowns regarding both effectiveness and adverse reactions, but the medical evidence is there.

Should we endure being unvaccinated, unable to go to work, until we deplete our lives?
Shouldn't school life be where we learn more than just academic fields and critical human relationships?

There is only one course of action we can take at this point.

Even if it involves self-sacrifice,
And then the world will move forward.

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ワクチン完了者は屋外でのマスク必要なし、と政府が宣言してから、
街の雰囲気が一気に変わってきた。

学校、職場、公共交通機関などでは、まだマスクが必要だけれど、
セントラルパークは、初夏の気候を楽しむ人々で溢れている。

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Since the government declared that vaccinated people do not need to wear masks outdoors,
The atmosphere in the city has changed dramatically.

We still need to wear masks in schools, workplaces, and public transportation, but
Central Park is filled with people enjoying the early summer weather.

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友人に誘われて、久しぶりにメトロポリタン美術館へ。
こんな風に出かけられるようになったのも、ワクチン政策のおかげ。

アメリカン・エキシプレッショニズムを代表するアーティスト、
アリス・ニールは、その生き方もかなりエキセントリックだったことで有名。

1900年生まれ、1984で他界する直前まで、ひたすら人物像を描きまくった。
人の内面を見る洞察力、ユニークな色使い、豊かな感情表現。
明るい色使いの裏側にある彼女の悲喜こもごもの人生が、浮かび上がる。

入場者は皆、秩序を守って、アートの世界を堪能している。
どんな時代であっても、芸術は乾いた心を潤わせてくれる必需品なのだ。

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I went to the Metropolitan Museum of Art with a friend for the first time in a while.
It was thanks to the vaccine policy that I was able to go out like this.

Alice Neel, one of the most famous American expressionist artists, was also renowned for her eccentric life.

Born in 1900, she painted portraits all the time until just before she passed away in 1984.
Her insight into the inner life of people, her unique use of colors, and her rich expression of emotions were all part of her life.
Her tragic and joyful life behind the bright colors came to life.

All the visitors enjoy the world of art in an orderly fashion.
No matter what time of the pandemic year, art is necessary to moisten a dry heart.

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世界で活躍するオペラ歌手、田村麻子ちゃんから、
久しぶりに会いたいとお誘いいただいて、サラベスへ。

私たちは同世代で、同じ時期に渡米してきた同士だけれど、
あの頃、彼女は世界へ羽ばたこうとしていたし、
私は明日をどう生きようかと迷いの中にいた。

世界のトップに並んでも、向上心を忘れない彼女は、
なぜかいつもタイミングよく、私の心をキャッチしてくれる。

「あの頃から、サラベスはずっと変わっていないよね」
そんな話をしながら、昼下がりを過ごす。優しい時間。

次の目標が、ちょっぴり見えたような気がした。

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I met Asako Tamura, a world-renowned opera singer, at Sarabeth's Restaurant.

We are of the same generation and came to the U.S. at the same time.
At the time, she was on her way to the world,
and I was wondering how I would live tomorrow.

Even though she is on top of the world, she never forgot her ambition.
Somehow, she always manages to catch my heart at the right moment.

"Here has never changed."
We spent the afternoon talking about many things. It was a gentle time.

I felt like I could see a little bit of my next goal.
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コロナ禍がもたらした良いことのひとつ。
子供達がずいぶんと家事を手伝ってくれるようになった。

掃除、洗濯、炊事。
掃除だけは、こちらから促さないとやらないけれど、
それ以外は「必要に迫られて」どんどんスキルアップしている。

日本語補修校には、日本らしいお弁当を持たせるのが慣習だけど、
朝起きたら、冷蔵庫の前に張り紙があった。
私が母から習った玉子焼きを、長男が見様見真似で作るようになった。

時間と食材さえあれば、料理は誰にでも出来る。
「美味しく食べて欲しい」という愛情が、魔法をかける。

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One of the good things that the COVID-19 pandemic has brought.
My kids have started to help me a lot with the housework.

Cleaning, laundry, cooking.
The only thing they don't do is "cleaning" unless I encourage them to do it.
But other than that, they are improving their skills more and more "out of necessity."

At the Japanese school in New York, it is customary for the students to bring their lunch boxes.
When I woke up in the morning, there was a memo in on the refrigerator.
My eldest son learned to make Japanese omelets from my mother, and he started to make them just like I did.

As long as you have the time and ingredients, anyone can cook.
The love of wanting someone to taste good is what makes the magic happen.
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強靭な岩盤で形成されているニューヨーク・マンハッタン。
戦前に建設された築100年以上の物件が重宝されるのは、
この土地が地震で崩れる可能性がほぼないと言われるためでもある。

ニューヨーク生活20年超のなかで、たった一度だけ揺れたことがある。
2011年夏、M5.8の揺れに、人々はテロと勘違いしてビルから飛び出した。
同じ年の3月、東日本大震災の報道を身近に感じていなかった米国人も、
そこでようやく地震という自然災害の恐怖を、改めて考えることになる。

******

2011年3月11日、東日本大震災が発生した直後、
16000人の海上自衛隊は、迅速な初動で被災者の捜索と救助に向かった。
情報が錯綜するなか、迅速な判断で東京電力福島第一原発事故に対応したのは、
当時、海上自衛隊横須賀地方総監であった高嶋博視氏の指揮であった。

10年が経過して、当時の教訓が生かされているのか。
もし今、南海トラフ地震が起こったら、国は、人々は、どう対応すべきか。

警鐘を鳴らし続ける高嶋氏のメッセージを、世界に伝えるために。
新たな挑戦が、始まっている。

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Manhattan, New York City, is formed by solid bedrock.
The reason why properties built before World War II that are over 100 years old are so valuable is that it is said that there is almost no chance of this land collapsing in an earthquake.

I have only experienced a tremor once in the more than 20 years I have lived in New York.
In the summer of 2011, a tremor of magnitude 5.8 caused people to jump out of buildings, mistaking it for a terrorist attack.
In March of the same year, Americans who were not familiar with the Great East Japan Earthquake news coverage finally began to rethink their fear of natural disasters such as earthquakes.

******

Immediately after the Great East Japan Earthquake struck on March 11, 2011, the 16,000-member Maritime Self-Defense Force (MSDF) made a swift initial response to search and rescue victims.
Amidst the confusion of information, the Maritime Self-Defense Force responded to the accident at TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant with swift decisions.
Under the command of Mr. Hiromi Takashima, the Yokosuka District Superintendent of the Maritime Self-Defense Force.

Ten years have passed; are the lessons of that time still being applied?
If a Nankai Trough earthquake were to occur today, how should the nation and its people respond?

To convey the message of Mr. Takashima, who continues to sound the alarm, to the world.
Our new challenge has begun.

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前職場の先輩から、御自宅でのランチをとお誘いを受けた。
いつもずっと長く応援してくださる大好きな方々とのミートに、
二つ返事でお答えして、いそいそと出かけて行った。

自宅開催とは思えないほど上質なお料理の数々に舌鼓を打ちながら、
とてつもなく幸せな時間を過ごさせていただいた。

「もてなす」ことを丁寧に表現すると「おもてなし」。
表も裏もない、正真正銘の真心で対応することが、本当の「おもてなし」。
こんなに素敵な「おもてなし」で歓迎していただいたのは、いつ以来だろうか。

背中を追いかけたいと思える素敵な女性がすぐ目の前にいる幸せ。
常に「おもてなし」ができる心の余裕、ずっと目標にしている。

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One of my seniors from my former workplace invited me to have lunch at her home.
I said yes and rushed out to meet with my favorite people who have always supported me for a long time.

We had a good time, tucking into a variety of high-quality dishes that I couldn't believe I was hosting at home.

"Omotenashi" is a polite way of describing "hospitality."
"Omotenashi" is to respond with genuine sincerity, neither front nor back.
When was the last time I had such excellent hospitality?

I am so happy to have such a wonderful woman right in front of me whom I want to follow.
I will always aim to have the presence of mind always to be able to offer hospitality.

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娘と歩いてきた道のりを、娘の周囲の人に英語で伝えたいと思ってから、
ずいぶんと長い歳月が経過した。
ただ英訳するのではなく、米国の文化的背景に合わせて、内容をローカライズすることが、
本当の意味での翻訳なのだと、私自身がたくさん学んだ。

行間に含まれたニュアンスを英語でどう伝えるか。
大手の出版社では取り扱ってくれないような、細かい注釈が必要だった。
翻訳のプロ3人とチェッカーが入り、チームとして稼働した集大成。

そんななかでも、日々の生活は続いていて、毎日のように闇がやってくる。
翻訳のプロセスでも、泣きたくなるストーリーが満載だった。

終わってみて。
まず、ずっと遠くから応援してくれている人たちに、報告したいと思った。

4月半ば、都内某所。東京での報告会。
会場に駆けつけてくれた方の大部分が、いわゆる「英語使い」ではなく、
「見守ってくださっている友人」であった。

英語で本を読むことよりも、ただ応援したいと集まってくれたことが、
何よりも嬉しかった。
大切な友人たちが受け止めてくれていることが、今でも一番の救い。

社団法人の賛助会員を代表して、進行の大役を務めてくださった小田島薫さん。
モデレート力も抜群、いつも寄り添ってくださる難波美智代さん。
拙著を守り、弱者支援のために闘うと立ち上がってくれた森永裕一郎さん。
会場の運営と設営を裏から徹底指揮してくれた大親友・ダニエルズ紫さん。
見事な連携プレーで会場準備を進めてくれた下川美奈子さん、西村暁子さん、新藤由佳さん、柳澤路子さん、中村幸雄さん、亀井めぐみさん。
朗読ミュージカル「ダスク」から応援に駆けつけてくださった今泉りえさん、松田未生さん。
娘が生まれてすぐ、家族として救いのメッセージを送ってくれた従姉。
私の出生届を出すことに始まり、人生ずっと見守ってくれている叔母。

そして何よりも、この状況下で会場にお越しくださった皆様一人一人に、
心から感謝の意を捧げます。

これからも続くストーリーを、見守っていてください。

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It's been a long time since I wanted to share my journey with my daughter with the people around her in the U.S.
It is not just translating into English but localizing the content to fit the cultural background of the United States.
These years, I have learned a lot about the true meaning of a translation.

How do you convey the nuances between the lines in English?
We needed detailed annotations that the big publishers would not handle.
This book, "Born(e)" is the culmination of working as a team with three translation professionals and a checker.

Even in the midst of all this, daily life goes on, and darkness comes every day.
The translation process was also full of stories that made me want to cry.

When it was over.
First of all, I wanted to report to the people who have been supporting me from afar for a long time.

Mid-April, it was a debriefing session in Tokyo.
Most of the people who came to the meeting were not so-called "English users" but "friends who watched over me.

I was more than happy that they came to support me rather than read my English book.
It is still the most extraordinary relief to me to know that my dear friends are supporting me.

Ms. Kaoru Odajima played a significant role in facilitating the event on behalf of the supporting members of Seri's Gift Association.
Ms. Michiyo Namba has excellent moderating skills and is always there for me.
Mr. Yuichiro Morinaga has determined to defend my book and fight for the support of the weak.
My best friend, Ms. Murasaki Daniels, managed the event from behind the scenes and supervised the set-up.
Thanks to Ms. Minako Shimokawa, Ms. Akiko Nishimura, Ms. Yuka Shindo, Ms. Michiko Yanagisawa, Mr. Yukio Nakamura, and Ms. Megumi Kamei for their splendid cooperation in preparing the venue.
Rie Imaizumi and Mio Matsuda came to support us from the "A reading musical "Dusk."
My cousin, who sent me a message of salvation as a family right after my daughter was born, has always beside me.
My aunt has been watching over me all my life, starting from when she registered my birth.

And most of all, I would like to express my heartfelt gratitude to every one of you who has come to the venue under these circumstances.

Please watch over us as we continue our story.

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母の日は、生んでくれた母に感謝する日。

コロナ禍で、世界中のどれだけ多くの人が、
直接伝えられないもどかしさに苛まれたのだろう。

それにしても、日本の政策の遅さに幻滅してしまう。

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Mother's Day is a day to thank our mothers for giving us birth.

I wonder how many people around the world were tormented by the frustration of not communicating directly with old parents in the COVID-19 pandemic.

We have disillusioned with the slow pace of Japan's policies.

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千穐楽の後、舞台の撤収が終わると、打ち上げをするのが通例。
コロナ禍ではそれすらも実行できず、現地でさっと挨拶をしただけ。
後ろ髪引かれる思いで、会場を後にした。

あそこであんなシーンがあったとか、
あの時こんなことを考えていたとか、
次やるとしたらどんな風に展開したいかとか、

キャストやスタッフ、一人一人と話す機会がまったくなかった。

だから、次のステージを考えることにした。
コロナなんかに負けない、私たちの明日のために。

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After the last stage, it is customary to have a launch party after we cleaned the venue.
We couldn't even do that at the COVID-19 situation, so we just said a quick hello there.
We left the venue with a feeling of reluctance.

What did you have in the scene there?
What were you thinking at that time?
If you were to do it again, how would you like it to develop?

We didn't have a chance to talk with the cast and staff, one by one.

So we decided to think about the next stage.
For our tomorrow, not to be defeated by COVID-19.

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Yahooニュース記事

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かねてよりコロナ対策ガイドラインに沿って、入念な準備をしてきた。
もっと早くから集客の声を上げて、もっと大きな会場を埋めることも可能ではあったけれど、
この時期にできる最大のパフォーマンスをというスタンスを貫いた。
客席数を従来の半分以下に制限しつつ、生の舞台を伝える必要性を訴えてきた。

千穐楽、2人の代表が「ゴー」の合図を出した。
目白の片隅にある小さな劇場は、生で応援してくれる人達でいっぱいになった。
(定員を超えた時、スタッフは会場の外に出て待機してくれた。)

物語はニューヨークの大停電から始まる。
舞台のセットは、椅子と朗読用のスクリプトだけ。
交通手段を失い途方にくれた若いカップルを助けてくれた「レディ」が、
自分の過去を打ち明け、若い彼らに伝えていく。

たった7名のキャストが、いくつもの役を演じながら、
最小限の動きとセリフ、音楽だけで、客席に訴えかける。
誰にでも起こりうる「当たり前でないこと」、
絶望の暗闇から見える光の美しさをどのように伝えるかが最大のテーマ。

原作にない演出もたくさん入っていたけれど、最後に若い二人への希望、
彼らがしっかり繋いでくれているというメッセージが何よりのギフト。

たくさんの期待と不安の中、歩き出したばかりの処女作は幕を閉じた。
こんな状況下、会場に足をお運びくださった皆様、本当にありがとうございました。
緊急事態宣言ギリギリ、奇跡の公演ともいわれた。

終わりのないストーリーは、まだまだ続きがあるからこそ。
いつか、貴方のいる街にお届けできるように、
この作品の新しい展開を、是非一緒に見守っていってください。

少しでも優しい社会に近づくために。

キャストとスタッフの皆さんに、心からの感謝をこめて。

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From the beginning, we had been making careful preparations under the guidelines for dealing with COVID-19.
We could have started the promotion earlier and filled a larger venue, but
But we stuck to our stance of giving the best performance we could at this time of the year.
Along with we limited the number of seats to less than half of what we used to, we stressed the need to convey the live performance.

On the last day, the two representatives gave the "go" message.
The small theater in the corner of Mejiro was filled with live supporters.
(When we exceeded the capacity, the staff went outside the venue to wait for us.)

The story begins with a major blackout in New York City.
They set the stage with only a chair and a script for reading.
The "Lady" helps a young couple who have lost their means of transportation.
She confides her past to the young couple and tells them about it.

The actors of only seven people play multiple roles.
With only a minimum of movement, dialogue, and music, they appeal to the audience.
The story's core theme is how to convey the beauty of light seen through the darkness of despair and "things that are not normal" that can happen to anyone.

There was a lot of staging that was not in the original story, but in the end, I felt a sense of hope for the two young people.
The best gift was the message that they are holding on to us.

The curtain closed on the virgin work, which had just started its journey amidst many expectations and anxiety.
We want to thank everyone who came to the venue under such circumstances.
It was said to be a miraculous performance, just in time to declare a state of emergency.

The story has no end, and there is more to come.
We hope that someday we can bring to show it to the city where you are.
Please watch over the new development of this work with us.

To get closer to a kinder society.

I want to express my heartfelt gratitude to all the cast and staff.

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ひとつの作品が出来上がる時、舞台に上がる役者がスポットライトを浴びる。
鳴り止まない拍手、カーテンコールを受けて、スタッフは安堵の笑みを交わす。
そこに至るまでのたくさんのシーンを、観客は知る由もない。

私の想いを繋いでくれたのは、舞台女優の今泉りえさん。
前作よりずっと原作に近い作品に寄り沿うという重圧は、相当なものだっただろう。

総合プロデューサーの松田未生氏。
彼の覚悟があったから、この作品が生まれたことは紛れもない事実。
感情を外に出さない強さが、舞台制作にかける意気込みを貫いてくれた。

脚本・演出家の北村太一氏。
鬼監督とは対局にいるような優しさが、このストーリーを作り上げた。
若き世代の感性は、既存の世界観に、これまでにない色を加えている。

壮大な楽曲を生み出した山下永眞氏。
今回初めて脚本作りから一緒に参加したという彼の手法により、
違和感なく、朗読から音楽へと繋がるセリフが組み立てられた。

音響、照明、衣装、宣伝、声の出演、キャストを補佐するアンダーメンバー。
表舞台からは見えないところで、本当にたくさんの仲間が動いてくれた。
どの一人が欠けても、作品作りの目標は達成されなかっただろう。

一緒に伝えようとしてくれた仲間たちへ。
私はどうやってお返ししていこうかと悩む、そしてまた伝えようと心新たにする。

一緒に歩いてくれている社団法人のメンバーには、心からの花束を届けよう。
まだまだ続く、長く遠い道のりを、これからも一緒に進んでください。

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When a piece of work is completed, the actors on stage are in the spotlight.
The staff smiles with relief as they receive the applause and curtain calls that never cease.
But the audience usually has no way of knowing the many scenes that led up to that point.

The person who connected my thoughts was Rie Imaizumi, a stage actress.
The pressure of working on a work that is much closer to the original story than the previous one must have been quite overwhelming.

Mr. Mio Matsuda was a general producer.
It was an undeniable fact that this work was born because of his determination.
His strength of not letting his emotions show out carried through his enthusiasm for the stage production.

Taichi Kitamura, writer and director.
His kindness, which seems to be the opposite of that of the demon director, created this story.
The sensibility of the younger generation has added a distinctive color to the existing world view.

Mr. Ema Yamashita created magnificent music.
This work was the first time for him to participate in the creation of the script.
He succeeded in constructing the lines that lead from the reading to the music without any sense of discomfort.

Music staff, lighting staff, costumes staff, publicity person, voices cast, and under-members assisted the actors.
There were so many people working on this project that it was not visible from the front stage.
If we lack any one person, we would not have achieved the goal of the production.

I think of the fellows who tried to do this hard work with us.
I wonder how I can repay them, and I renew my mind to tell them again to the world.


To the association members who are walking with me, I will deliver a bouquet from my heart.
Please continue to walk with me on the long and distant road that still lies ahead.

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2019年初秋、「ミュージカル・未完の贈り物」が上演された。
東京で1200名のお客様を動員、次なる地方公演へと駒を進めようとした時、
大変な事態が発覚した。

プロデューサーと脚本家の間で金銭的なトラブルがあって、
たくさんの人が巻き込まれ、すべてが暗礁に乗り上げた。
私と社団法人の仲間は、脚本家を守るために必死に盾になったけれど、
その過程を知らない長年の友人に非難され、失ったものは大きい。

小さな声でささやいていたメッセージが、風に紛れて消えそうになった時、
前作で主役を演じてくれた俳優と、彼女の連れてきた仲間が名乗り出てくれた。
「美香さんの想いを、一緒に世に伝えていきたいと思います」

制作チームの座組は決まったけれど、コロナ禍で何も進まなかった昨秋。
著書ありきの舞台化とはいえ、こちらは原作の使用許諾をするだけで、
あとは制作チームがすべてをハンドリングする。

題材として取り扱いやすくはないテーマを、脚本家はどう調理するのだろうか。
悶々としたまま過ぎていくコロナ禍、世の中からエンタメが排除されていく。
制限の多い中で、チームは「朗読ミュージカル」という表現方法を選択した。

「ダスク」という新しい作品名に命を吹き込み、
前作とはまったく違う、まったく新しい作品の誕生が決定した。

そこには、かつての脚本家の作品を守るための愛があったことを、
今、旧友に伝えたい。

そして「ビエンナーレ」という若き世代の制作チームが、
この作品にかけてくれた想いを、私はもっと伝えていこうと心に決めた。

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In the early fall of 2019, "The musical, Mikan no Okurimono" was staged.
The show drew 1,200 people in Tokyo and moved on to the next round of regional performances.
We found a complex situation then.

There was a financial dispute between the producer and the playwright.
A lot of people got involved, and everything came to a standstill.
My colleagues in the association and I tried our best to shield the screenwriter.
However, I was accused by long-time friends who didn't know about the process, and I lost a lot of my treasure.

When the message I had been whispering in a small voice seemed to disappear in the wind, the actor who played the leading role in the previous film and the friends she brought with her came forward.
"We would like to share your thoughts with the world together, Mika."

The production team has activated, but nothing was going on last autumn due to the COVID-19 pandemic.
Although the stage adaptation was based on a book, we only needed to obtain permission to use the original work.
The production team will handle everything else.

I wondered how the scriptwriter would handle the theme, which is not easy to operate as a subject.
The time flew by with the COVID-19 pandemic in agony, and people eliminated entertainment from the world.
With so many restrictions, the team chose the "reading with music" method of expression.

They breathed life into the new name of the work, "Dusk.
The team decided to create entirely new work, completely different from the previous one.

I want to tell my old friend now that there was a sympathy love for protecting the work of the former playwright.

And I made up my mind to tell more about the feelings that the production team of a young generation "Biennale" had put into this work.

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リーディングミュージカル「ダスク」、初日の幕が開けた。

新型コロナウィルス感染症が蔓延する状況のなか、
エンタメを開催することは、決してたやすい道のりではなかった。

大きな声で「ご来場ください」とアピールすることも気が引けるけれど、
作品のエネルギーは、その場に行かないと体感できない。

主演の今泉りえさんは、あの頃の私が憑依しているかのようで、
1公演ごと、全身全霊で「レディ」を生き抜いている。

私たちが戦った本当の意味を、改めて振り返るシーンは壮絶で、
中西勝之さん演じる「エンペラー」と「レディ」が人間の本質でぶつかる。

甘い美声を放つ柴野暸さん、豊かな表情が秀逸な大竹萌絵さん、
華奢でけなげな花沢詩織さん、それぞれに役どころの切り替えが素晴らしい。

二宮禎祥さんと今井瑞さん演じる若いカップルが、彼らの目線から、
作品の本当のテーマを、次世代に繋げる重要な役割を果たす。

会期の途中でネタバレをすることは憚れるけれど、
私自身が今は第三者の立場となって、このテーマを伝えていきたいと思う。

「この儚さと共に生きていくため 
心強くいられる勇気を 私にどうか」

「マザーズアリア」は切なくて、胸に深く突き刺さる。

こんな作品を生み出してくれた制作チームに、心からの感謝とエールを。

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A Reading Musical "Dusk" opened the curtain.

Holding an entertainment event during the COVID-19 pandemic was not an easy task.
However, They can only experience the energy of the work if you are there.

Rie Imaizumi, who played the lead role, seemed to be possessed by the person I was back then.
She is living out the role of "Lady" with all her heart and soul in each performance.

The "Emperor" played by Katsuyuki Nakanishi and the "Lady" clash in their human nature.
The scene in which they reflect on the true meaning of our fight was fierce.

Ryo Shibano has a sweet and beautiful voice.
Moe Otake sings with her rich facial expressions.
Shiori Hanazawa is delicate and straightforward.
Each of them does a fantastic job of switching roles.

The young couple played by Yoshihiro Ninomiya and Mizuho Imai plays an essential role in connecting the work's actual theme to the next generation.

I don't want to give spoilers in the middle of the exhibition, but I'd like to convey this theme from a third person's standpoint.

"To live with this fragility,
Please give me the courage to be strong."

"Mother's Aria" is painstakingly and pierces the heart deeply.

I want to give my heartfelt thanks and encouragement to the production team for creating such a work.

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「MIFUNE NEW YORK」を応援するようになったのは、ひょんな出会いがキッカケだった。
当時フランスのミシュラン星レストラン「Sola」のシェフ吉武広樹シェフを迎え、
2015年秋に盛大にレセプションパーティーを開催した。

紆余曲折あって、ようやく実店舗がオープンしたのが2017年の春。
1階「MIFUNE」には島野雄氏と浦田智弘氏というツートップシェフを配置。
地階には「鮨さいとう」出身の宇井野詩音氏が寿司を握る隠れ家が誕生した。

ミッドタウン、グランドセントラル駅から5分という立地にて、
「AMANE」は開業から数ヶ月でミシュラン1つ星を獲得して話題になった。
たった8席のカウンター席、決して安くはないおまかせコースのみ。

あっという間に予約の取れない店にランキングした「AMANE」。
タイミングよく予約が取れず、なかなか足を運ぶ機会がなかったけれど、
いつだって宇井野氏と落合氏が、笑顔で挨拶を交わしてくださった。

幾度ものロックダウンを経て、静かに営業を続けるなか、
ようやくその機会が訪れた時、すでに宇井野氏の引退が内定していた。

カウンター越しに顔を合わせることに、なんだか照れてしまうほど、
彼の握る寿司は、ネタの1つ1つに愛情が注がれていて、優しかった。

宇井野氏は、まもなくトライベッカで新しい店舗を開業する。
彼の新しい門出にエールを送ると共に、新生AMANEに多大なるエールを。

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It was a chance encounter that led me to support "MIFUNE NEW YORK."
We held a grand reception party in the fall of 2015, welcoming Chef Hiroki Yoshitake of the Michelin-starred "Sola" restaurant in France.

After many twists and turns, the actual store finally opened in the spring of 2017.
On the first floor are the two top chefs, Mr. Yu Shimano and Mr. Tomohiro Urata, for "MIFUNE."
On the basement floor, the Sushi chef of Shion Uino, who formerly worked for Sushi Saito, opened a sushi restaurant, "AMANE."

It is located just five minutes from Grand Central Station in Midtown.
The restaurant was awarded a Michelin star within a few months of its opening and became the city's talk.
With only eight seats at the counter and an expensive omakase course.

In no time, AMANE was ranked as one of the most difficult restaurants to get a reservation.
I could not make a reservation at the right time, so I did not have a chance to visit the restaurant.
However, Mr. Uino and Mr. Ochiai always greeted me with a smile when I was at "MIFUNE."

After several lockdowns, the restaurant continued to operate quietly.
When the opportunity finally arose, Mr. Uino had already informally decided to retire.

I was somewhat embarrassed to see him behind the counter.
The sushi he made was so tender, with so much love poured into each piece.

Mr. Uino will be opening a new restaurant in Tribeca soon.
I send him my best wishes for his new start and a big shout out to the new AMANE.

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長いことニューヨークで、飲食店舗の新規開発サポートをしてきた。
なかで、市政府に対しての様々な申請許可を取得する作業があるけれど、
その最大難関のひとつとも言えるのが、リカーライセンスを取得する行程。

居抜きの店舗を引き継ぐ場合、さほど難しいことはない。
しかし、まったく別の事業形態から、飲食業へ建物仕様を変更する場合、
審査を通過するための膨大な量のペーパーワークに、米国人でも頭を抱える。

十分な資金があればリカーロイヤーを起用して、その行程を代行してもらう。
しかし、時間と予算のマネージをしながら、自力でやることも少なくない。

オーナーと物件探しをして、売買契約を締結したのが2006年初夏。
たくさんの諸問題をクリアーして、ようやく開業したのが2008年4月8日。

直後のリーマンショックで行き先を案じながらも、ずっと航海は続いた。
冬場の凍結で水道管が破裂し、ハリケーンサンディーでは地階が冠水。
1階は何度か業務形態を変え、何度もの危機を乗り越えてきた。

そして昨年からのコロナの打撃にも、じっと耐えてきた彼らの未来を想う。
久しぶりに訪れた時、以前と変わらないおもてなしに、静かに感動した。

まだ先の見えない不安はあるけれど、きっと大丈夫。そう思う。

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I have been supporting the development of new restaurants in New York City for a long time.
One of the most challenging tasks is to obtain a liquor license.

It is not so difficult if you are taking over an abandoned store.
However, if you want to change the building specifications from a completely different business type to a restaurant business, you will have to deal with a massive amount of paperwork to pass the inspection, even for Americans.

If you have enough money, you can hire a liquor broker to handle the process for you.
However, there are many things that you can do on your own while managing your time and budget.

It was the early summer of 2006 when the owner and I searched for a property and signed a purchase agreement.
After clearing a lot of problems, I finally opened my business on April 8, 2008.

Although the Lehman shock soon followed, the voyage continued.
Water pipes burst due to freezing in the winter, and the basement flooded during Hurricane Sandy.
The first floor has been through several crises, changing its business structure several times.

And I think about their future as they have endured the blow of Corona since last year.
When I visited them after a long time, I was quietly impressed by their unchanged hospitality.

Although I still feel uneasy about the future, I am sure they will be fine. I think so.

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障害を持って生まれた長女の医療や教育に悩んでいた時、
NJ州とNY州のシステムの違いを知って、愕然とした。

高い家賃と住民税を支払う代わりに、政府の援助も受けられる。
いろんな運が重なって、しばらくソーホー地区に住む機会があり、
結果、私たちは娘のためにNY州に住み続けようと決意した。

当時のソーホーには、まだアーティストがたくさん住んでいて、
路面に空き家があれば、そこはすぐに壁画の練習台のようになっていた。

お洒落な人が集まるフレンチビストロ「バルサザール」は憧れだった。
店内で食事をする余裕はなかったけれど、週に一度だけパンを買った。

その時はセール価格になる時間帯を狙って行ったけれど、
人気のアーモンドチョコレートクロワッサンが売れ残っているわけもなかった。

昨年のロックダウン以来、ずっと板張りのままだった「バルサザール」。
廃墟のようなスプリングストリートを歩くと、胸が痛くなった。

******

4月だというのに氷点下3度の朝。
ソーホーに用事があって通りがかったら、「バルサザール」が開いていた。

嬉しくて、嬉しくて、写真を撮った。
この寒さの中、みんな外で食事をしているのに、幸せそうだった。

たった1つ、地元で愛されているお店があれば、街はきっと復興する。
ニューヨークの底力、人々のエネルギーが、街に戻ってきているのかもしれない。

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When we were struggling with the medical and educational needs of my oldest daughter, born with a disability、
we were astonished to learn about the difference between the NJ and NY state systems.

Instead of paying high rent and resident tax, you can receive government assistance.
As luck would have it, we had the opportunity to live in the Soho area for a while.
As a result, we decided to stay in New York State for our daughter.

At that time, there were still a lot of artists living in Soho.
Whenever there was a vacant store on the street, the wall immediately turned it into a mural.

Baltazar, a French bistro where fashionable people gathered, was my dream.
I could not afford to eat in the restaurant, but I bought bread only once a week.

I went there, aiming for the sale price.
There was no way to get the famous almond chocolate croissant on sale.

The Baltazar had been closed since the lockdown last year.
Walking down the abandoned Spring Street made my heartache.

******

It was three degrees below zero this morning, even though it was April.
I was passing by Soho on my way to do some errands, and I saw that the "Balthazar" was open.

I was so happy and delighted, and then I took photos.
Everyone was eating outside in this cold weather, but they looked happy.

If there is one store that the locals love, the city will surely recover.
Perhaps New York's underlying strength and the energy of its people are returning to the city.

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*拙著原案の舞台劇が、4月に東京で上演されます。

ニューヨーク大停電の夜、とある夫婦が出会った「レディ」。
「夕闇の色」を纏った彼女の背後には、深い悲しみと慈しみの物語が存在した。

それは特別なことではなく、世の中の誰もが抱えている宿題だからこそ、
「助けて」というサインに気付ける世の中であってほしいと強く願う。

作品は、世に生み出した時から、一人歩きを始める。
どんな人が読み、どのように受け取り、どのような感想を持つか、分からない。

その人が、どんな風に次の人に伝えるか、また伝えないか。
心を揺さぶる何かがなければ、そこで歩みは止まる。

当事者じゃない。
第三者が、その次の第三者に伝えようとしてくれることに、大きな意義がある。

受け取った制作者によって、テーマも目線も変わる。
脚本も演出も、まったく新しいものが生まれるからこそ、新しい挑戦になる。

せつなくも美しいアリア。
全編書き下ろしの甘美な旋律。

闇の中、希望と絶望が交互に顔を出す。
「曙の美しい光、あなたは感じとれる?」

朗読ミュージカル「ダスク」の舞台に、是非足をお運びください。

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オフィシャルTwitter
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*Two of my books have been turned into a stage play, a reading musical, and will be performed in Tokyo in April.

On the night of the New York blackout, a couple met a woman," Lady."
Behind her, clad in the "color of evening darkness," there was a story of deep sorrow and compassion.

It's not something special; it's homework that everyone in the world has to deal with it.
I strongly hope that people in the world will recognize the signs that if someone says, "Help".

A book begins to walk on its own when the author issued in the world.
You never know who will read it, how they will receive it, or what they will think of it.

How will the next person pass it on to the next person, or not?
If there is nothing to move your heart, the steps will stop there.

They are not the person concerned.
There is great significance in a third person trying to tell the next person.

The theme and perspective are changed depending on the producer who receives the work.
Both the script and the direction become new challenges because they produced utterly unique.

A painstakingly beautiful aria.
The composer wrote a sweet melody entirely from scratch.

In the dusk, hope and despair appear alternately.
"Can you feel the beautiful light of Akebono, dawn?

Please come to the stage "a reading musical: DUSK."

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長女に会いに行った帰り道。
ジョージワシントンブリッジを渡りながら、右手にはマンハッタンの夜景。

「あれ、月かな?」
長男が、空を指さした。
イーストリバーの水平線近くに、真っ赤な月が浮かび上がっている。

3月の満月は「ワームムーン」(芋虫月)と呼ばれるらしい。
冬眠から目覚めた虫たちが動き出す季節、春の訪れにふさわしい。

あれほど大きな月を見られたのは、奇跡的にあの時間に橋を渡ったから。

奇跡的じゃない。偶然も、きっとすべてが必然。
人は古代から月を眺めて、明日の朝がやってくることを期待した。

朝晩はまだまだ寒いけれど、確実に春がやってきている。

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On the way home from visiting our eldest daughter.
As we crossed the George Washington Bridge, we saw the night view of Manhattan on the right.

"Is that the moon?"
My oldest son pointed at the sky.
A bright red moon was hovering near the horizon of the East River.

The full moon in March is called a "worm moon."
It is the season when insects awaken from their hibernation and begin to move, and it is the perfect name for spring to arrive.

The only reason we were able to see such a big moon was because we miraculously crossed the bridge at that time.

It wasn't miraculous.
Coincidences, I'm sure, are all inevitable.
People have looked at the moon from ancient times and hoped that tomorrow morning would come.

The mornings and evenings are still cold, but spring is definitely on its way.

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米国でコロナワクチン接種が始まって早3ヶ月。
副反応の様子が分からず、接種後は飛行機に乗れないものと思い込んでいた。

実際、主治医に「接種後はPCR検査に影響が出るかも」と言われた友人もいて、
海外への移動前後は避けるべきとの見解も聞かされていた。

ところが友人に聞いて調べ出したら、航空会社でも特に規制はしていない。
現役医師の友人にまで問い合わせて、CDCのコメントも確認。

ファイザーとジョンソン&ジョンソン、迷いに迷って前者を選択。
副反応は、腕の痛みと身体のだるさ、そして眠い。
前列にいた超体格の良い男性と同じ量のワクチン打ったら当然か。

このペースでいけば、夏頃には集団免疫を達成するとも言われている米国。
ニューヨーク州内への移動も4月から検疫が必要なくなる。

少しずつ、少しずつ。
ようやく光が見えてきたのだろうか。

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It's been three months since the corona vaccination started in the U.S.
Not knowing the adverse reactions, I assumed that we could not take a flight after the vaccination.

One of my friends was told by the doctor that the PCR test might be affected after the vaccination.
His doctor also told him that he should avoid taking vaccination before and after traveling overseas.

However, after asking my friend and researching, I found out that even the airlines don't have any specific regulations.
I even contacted a friend who is an active physician in the U.S. and confirmed the CDC's comments.

After much hesitation between Pfizer and Johnson & Johnson, I chose the former.
The side effects were sore arms, sluggishness, and sleepiness.
I guess that's to imagine when you get the same amount of vaccine as the massive guy in the front row of mine.

At this rate, the U.S. hopes to achieve herd immunity by the summer.
Domestic travel to New York State will no longer require quarantine starting in April.

Little by little, little by little.
I wonder if we finally see the light.

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副反応がないか15分以上会場に残ることを促されるが、その間に生演奏を聴かせてくれる。
こんな心意気がさすがニューヨーク。
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ニューヨークのファインダイニング、老舗のトップ3をあげたら、
必ず名前があがるフレンチレストランの代表格「ダニエル」。

20年前に初めて行った時は、披露宴会場のような雰囲気の内装に落ち着かず、
その後、初めて通されたVIPルームは、身分不相応な対応に緊張しまくり。

コロナ禍で壊滅的な打撃を受けたレストラン業界だけれども、
米国内でのワクチン接種が進み、飲食従事者もほぼ終わったらしい。

ロックダウン中はケータリングやデリバリーで食い繋いできたレストランが、
今ようやくインドアダイニング50%の席数まで許可されるようになった。

サーバーの制服や雰囲気はカジュアルダウンしていたけれど、
再び超一流の階段を一気に上っていってほしいと、一ファンとして願う。

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If we were to list the top three fine dining restaurants in New York
"DANIEL" is one of the most famous French restaurants in New York.

The first time I went there 20 years ago, I was uncomfortable with the decor, which felt like a wedding reception hall.
After that, the VIP room, which I passed through for the first time, was nervous about the situation.

The restaurant industry was devastated by the COVID-19 scare.
Many people got the vaccinations in the U.S., the food and beverage workers almost got them.

Restaurants that had been surviving on catering and deliveries during the lockdown.
Now, they are finally being allowed to have up to 50% indoor dining.

The servers' uniforms and the atmosphere had been casualized, but
As a fan of the restaurant, I hope them to climb the stairs to the top.
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1900年代後半のニューヨークでは、本物からかけ離れた和食店が多かったが、
2000年代、日本食の文化と伝統を正しく伝えようとする料理人が多く渡米した。

2009年、京都麩の専門店「麩嘉(ふうか)」の7代目店主が、
ニューヨーク・イーストビレッジで精進料理の店「嘉日」を開業。

2011年にはミシュラン2つ星を獲得し、2012年にミッドタウンに移転。
坂本龍一氏がBGMを提供するなど、確たるファン層を掴んでいるけれど、
実は2022年9月の閉業が決まっている。

「どんなに成功しても10年で店を閉める」という無常観。
店舗の賃貸契約の関係で2年間延長されたが、これ以上の変更はない。

コロナ禍のロックダウンで、今でもシェフカウンターは再開できていないが、
限られた席数でのインドアダイニング予約は、あっという間に一杯になる。

3月のニューヨーク、路肩には雪が残り、気温もまだまだ低い。
季節の野菜をふんだんに使った料理で、春を迎える優しい気持ちをいただく。

「嘉日」の歴史を作った4代の料理長のレシピ本も完成した2021年。
来年までのカウントダウンが、なるべく長く響き渡るようにと願う。

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In the late 1900s, many Japanese restaurants in New York were far from authentic.
However, in the 2000s, many chefs came to the U.S. who wanted to properly teach Japanese food culture and tradition.

In 2009, the seventh generation owner of "Fu-Ka," a specialty restaurant of Kyoto-fu, opened a vegan restaurant called "Kajitsu" in New York's East Village.

The restaurant was awarded two Michelin stars in 2011 and moved to Midtown in 2012.
Japanese famous musician Mr. Ryuichi Sakamoto has provided background music for the restaurant, and it has a solid fan base.
In fact, the restaurant is scheduled to close in September 2022.

"The restaurant will close in 10 years no matter how successful it is." was the decision of the owner from the beginning.
This has been extended for two years due to the store's lease agreement, but there will be no further changes.

The chef counter still hasn't been able to reopen due to the lockdown for the COVID-19 pandemic.
Indoor dining reservations with a limited number of seats fill up very quickly.

The temperature in March in New York City is still low with snow on the street.
The abundance of seasonal vegetables in the dishes made me a tender mind for spring.

The recipe book of the four generations of chefs who made the history of "Kajitsu" is now published.
I hope that the countdown to next year will echo for as long as possible.

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先付(Tara, Dandelion)
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汁 飯 向付 (Soup & Rice /Spring Cabbage, Sora Bean, Daikon)
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口取り(Sesame Tofu Monaka)
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煮物椀(Fara Bean, Bamboo, Asparagus)
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焼物(Grilled Spring Cabbage)
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揚物(Fried Broccoli, Namafu, etc.)
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炊合せ(Turip, Nappa Cabbege)
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八寸(Daikon, Tofu)
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お食事(Noodle Udon)
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水物(Jelly)
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甘味(Dessert /Wagashi)薄茶(Matcha)


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2年前に、懐石料理の名店「饗屋」を卒業した園シェフが、
新しいお店の開店準備を進めている。

充電期間というのに、彼の料理を追いかけるグルメは数知れず、
ステイホーム中にも、リクエストに応えて仕出し料理の宅配を続けられていた。

なかなか機会がなかった我が家に、園シェフの真心セットが届いた時、
子供たちは舞い踊り、ピラニア軍団の勢い全開でいただいた。

前菜、サラダ、スープ、メイン、パスタ、デザートまで、
毎日の食卓を預かる主婦だからこそ、その作業工程の繊細さに頭が下がる。

日本人が慣れ親しんだおかずの数々を、ニューヨークで食せる幸せ。
付け合わせのドレッシングやソースまで、舐めるように平らげた。

在宅でここまで堪能できることは、もうしばらくお預けになるけれど、
まもなく始まる園シェフの新しい挑戦、新しいお店を楽しみにしています。

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Chef Sono, who left the famous kaiseki restaurant "KYO YA" two years ago, is now preparing to open a new restaurant.

Although he is still in his recharging period, countless gourmets are following his food.
Even during the stay home period, he continued to deliver catered meals in response to requests.

Though we hadn't a chance to order it, Finally Chef Sono's heartfelt set arrived at our house.
My kids, like the piranha army, were so excited.

Appetizers, salads, soups, main courses, pasta, desserts...
As a housewife who is in charge of the daily dinner table, I was impressed by the process's delicacy.

In New York, it is a blessing to eat the many Japanese dishes we are familiar with.
We enjoyed all up to the dressings and sauces that he brought us.

It was the last chance that we enjoy Chef Sono's food at home.
I'm looking forward to his new challenge and his new restaurant, which will start soon.

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2021年3月11日、東日本大震災から10年。
日本から、たくさんのニュースが流れてくる。
きっとすべての人が、命について考えているだろう。

2021年3月11日、書籍「Born(e)」が誕生した。
米国で移民として直面した事実を、米国在住の人に伝えたいと思い続けた。
良い意味で、見て見ぬふりを続けてくれた友人にも、知ってほしい。

最初に世に伝えた時、日本からの反響が大きかった。
でも本当は、ここにいる人に、もっと伝えたかった。
もっと、助けてと言いたかった。

誰しもが、外からは見えないたくさんの宿題を抱えている。
だからせめて、光を探している人がいたら、届けたい。

すべての命が、ありのままで祝福されるように。

一緒に歩いてくれる仲間に、心からの感謝を込めて。

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March 11, 2021, 10 years have passed since the Great East Japan Earthquake.
There is a lot of news coming from Japan.
I am sure that all of us are thinking about life.

On March 11, 2021, the book "Born(e)" was born.
I kept wanting to share the facts that I faced as an immigrant in the U.S. with people living in the U.S.
I want my friends who have continued to turn a blind eye to this to know about it in a good way.

When I first shared my story with the world, the response from Japan was huge.
But the truth is, I wanted to tell the people here more.
I wanted to ask for more help.

Everyone has a lot of homework that people cannot see from the outside.
So, if people are looking for the light, I want to deliver it to them.

I hope that all lives will be blessed just as they are.

I want to express my heartfelt gratitude to my fellows who have worked with me.
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